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樹木葬とは?メリットやデメリット/費用/樹木葬と永代供養の違い

最近注目を集めている「樹木葬」とは、遺体を木の下に埋葬し、自然と一体化させる自然葬のひとつです。

環境保全や森林への貢献を目的としています。

本記事では、樹木葬の詳細やメリット・デメリット、費用について解説します。

樹木葬とは?

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標として、遺骨を土に還す自然葬の一つです。

植林の元に個別に埋葬する方法や、シンボルツリーの周囲に集めて埋葬する方法などがあります。

基本的には後継ぎを必要としない永代供養です。

シンボルツリーの周囲に埋葬する方法

シンボルツリーの周囲に埋葬する樹木葬は、墓石の代わりに桜や紅葉などの樹木を植え、その根元や敷地内に遺骨を収蔵する方法です。

シンボルツリーは一つの木だけでなく、複数の木を組み合わせることもできます。

埋葬方法は個別に埋葬する場合と、合同祭祀型と呼ばれる全ての人の遺骨を埋葬する場合があります。

桜のシンボルツリーを持つ樹木葬

例えば、桜をシンボルツリーにした樹木葬は「桜葬」と呼ばれることもあります。

桜は日本人にとって特別な意味を持つ木で、春の訪れや美しさ、儚さなどを象徴しています。

桜葬では、桜の木の下に遺骨を埋葬し、散りゆく花びらと共に自然に還ります。

樹木葬のメリットとデメリット

樹木葬は自然に抱かれて眠ることができる自然葬の一種です。

樹木葬のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 費用が比較的抑えられる傾向にある
  • 自然に還り、永代供養を前提としているところが多い
  • 宗教や宗派が問われる可能性が極めて低い
  • 個性も出せる

一方、樹木葬のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 遺骨を埋めた場所を特定しにくい場合がある
  • 遺骨を引き取ったり移動させたりすることができない場合がある
  • 永代供養を前提としているため、管理や手入れを行えない場合がある
  • ご遺族や親族の理解や同意を得にくい場合がある

以上のように、樹木葬にはメリットとデメリットがあります。

ご自身の希望や家族の意向なども考慮しながら、後悔しない選択をされることをおすすめします。

樹木葬の種類と費用について

樹木葬にはいくつかの種類がありますが、一般的には以下の3つがあります。

  • 共同埋葬型:一つの樹木や花の下に複数の故人の遺骨を埋めるタイプです。費用は安く、15万円~65万円程度です。
  • 個別埋葬型:一つの樹木や花に一人分の故人の遺骨を埋めるタイプです。費用は高く、10万円~80万円程度です。
  • 自然還元型:故人の遺骨を粉末化して土壌に混ぜるタイプです。費用は中間で、30万円~60万円程度です。

樹木葬を選ぶ際には、希望する地域や納骨方法なども考慮する必要があります。

また、トラブルを防ぐためにも、事前に施設や管理者と契約内容やサービス内容などを確認しておくことが大切です。

共同埋葬型樹木葬

共同埋葬型樹木葬は、一つの樹木や花の下に複数の故人の遺骨を埋めるタイプです。

費用は安く、15万円~65万円程度です。

共同埋葬型樹木葬のメリットは、費用が安いことや、管理が楽なことです。

デメリットは、他の方と同じ場所に埋められることや、個別にお参りできないことです。

個別埋葬型樹木葬

個別埋葬型樹木葬は、一人または家族単位で一本の樹木の下に遺骨を埋めるタイプです。

費用は高く、10万円~80万円程度です。

個別埋葬型樹木葬のメリットは、他の方と混ざらないことや、個人的にお参りできることです。

デメリットは、費用が高いことや、管理が大変なことです。

自然還元型樹木葬

自然還元型樹木葬は、遺骨を自然の樹木や草花の下に埋めるタイプです。

費用は、30万円~60万円程度です。

自然還元型樹木葬のメリットは、自然に還ることや、後継者の心配がないことです。

デメリットは、お墓が遠い場合があることや、管理が不十分な場合があることです。

樹木葬と永代供養の違いについて/それぞれの特性と選択のポイント

永代供養とは一般的に、お墓参りが難しい遺族に代わって、寺院や霊園が遺骨の管理と供養を行うという手法を指します。

これは、遺族がどんな理由であれ、墓参りに訪れることができない場合に便利な方法です。

遺骨は専門の施設に保管され、専門家によって定期的な供養が行われます。

一方、樹木葬とは永代供養の一種で、特定の樹木を供養の対象とするタイプの墓地を指します。

これは、自然と共生する形で故人を偲び、地球に優しいという観点から近年人気を博しています。

遺骨は特定の樹木の下に埋葬され、その樹木が生き続ける限り故人が偲ばれ続けます。

つまり、永代供養と樹木葬の主な違いは、供養の方法と対象にあります。

永代供養は寺院や霊園が専門的に遺骨を管理し、供養を行う一方、樹木葬は特定の樹木と共に故人を永遠に偲ぶ形を取ります。

それぞれの特性を理解し、故人の意志や遺族の生活状況に最も適した方法を選ぶことが重要です。

樹木葬とは?メリットやデメリット、費用について解説まとめ

樹木葬は、環境保全や森林への貢献を目的とした新しい葬送方法です。

一方で、土地や地域によっては実施が難しい場合もあり、費用面でも従来の葬儀と比較して高額になることがあります。

しかし、自然と一体化することで故人の思い出が深く刻まれるなど、独特の魅力もあります。

樹木葬を考える際には、メリットやデメリットを十分に把握し、自分や故人の意思に合った方法を選ぶことが大切です。

樹木葬も含めた自然葬の種類については、遺骨をお墓に納めるのではなく、自然の中に埋葬や散骨する方法のことです。

自然葬の種類には、以下のようなものがあります。

  • 樹木葬:遺骨を植樹した土中や樹木の根元に埋める
  • 海洋葬(海洋散骨):遺骨を海に散布する
  • 宇宙葬:遺骨を宇宙空間に放出する
  • 遺骨ダイヤモンド:遺骨から作ったダイヤモンドを身につける

いずれも故人の生前の願いを叶え、自然との一体化を図る葬法です。

家族葬
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プロフィール
この記事を書いた人
レモン

美容や健康の雑記ライター。なんでも興味を持たことを記事にするのが大好き。歴史や哲学系の読書も好き。英語も少々。WordPress設定やデザイン、SNS担当。見やすくてわかりやすいブログ運営を心がけます。

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